Kyoto Brewing Co. - Wholesale
十人十色 -京都編- (10 People 10 Colours - Kyoto Edition)
数が大変限られているため、ご購入は1店舗につき1本まで。
二兎醸造とのコラボ!豪州モルトとホップを使ったエンドレスで飲みたいエクストラペールエール
二兎醸造のビールを飲んだことがある方ならご存じのとおり、彼らのビールはオーストラリアの醸造文化に深く影響を受けています。昨年京都醸造が出した六遊記シリーズ豪州の巻の時にも言及しましたが、現地ではアルコール度数によって税率が決まるため、税負担を抑えた低アルでありながらも味わい深いビールがもてはやされています。今回のコラボのテーマにもそうした背景を選びながら、それだけでは面白くないので、私たちなりのヒネリを加えることにしました。
どちらの醸造所もたくさんの種類のビールを造る中で、カスケードホップを多用していることがわかりました。そこで、カスケードとその次に多く使うホップを交換するような形で互いのレシピに組み込みました。麦芽に関しても、京都醸造がセゾンや他の伝統的なベルギースタイルのビールに使う現地の麦芽を二兎醸造が使い、反対に彼らが日常的に使う豪州のベースモルトを京都醸造が使うことにしました。
その”トレード”醸造の結果、5%前後のエクストラ(もしくはホッピー)ペールエールが出来上がりました。豪州の麦芽は、とてもいい感じのクリーンな風味のベースをもたらし、そこにアメリカとイングランドのエール酵母のブレンドが絶妙な働きで、得も言われぬ味わい深さを添えてくれました。煮沸時とドライホップ両方で使ったカスケードホップと二兎醸造お気に入りのヴィクトリアンシークレットが主役級の存在感を放ち、柑橘や樹脂っぽいトロピカルな風味を感じさせます。穏やかで爽快な苦みと軽めの度数がぴったりの底抜けにドリンカブルなペールエール、汗ばむけやきの時期にぴったりな仕上がりです。