Kyoto Brewing Co.
与謝野の飛躍 (Yosano Stride)
KBCでのビール造りはいつも喜びに満ち溢れたものですが、今回のビールは、間違いなく私たちが毎年最も楽しみにしているビールの一つであり、普段以上の時間と努力、注意を払う必要があるため、生産カレンダー上では特別な存在となっているのです。それはなぜかというと、ここ京都で栽培されたフレッシュホップを使っているからです!
ビール造りに使われる原材料の大部分は海外から輸入されることが多いですが、国内産の原材料を広めようとしている組織の一つに京都与謝野ホップ生産者組合があります。偶然にも組合とKBCはほぼ同時期に活動を開始しており、私たちはすぐに組合の代表者と知り合い、彼らの最初の収穫にも立ち会いました。彼らのホップの品質は毎年向上してきており、嬉しいことに今年の収穫では10キロのCascade とColumbusを持って帰ることができました。
そして、過去数年間と同様、フレッシュな生ホップのユニークな香りが際立つようレシピ設計を行いました。その香りが上手く表現できるように、ピルスナー麦芽と小麦麦芽というなるべくシンプルな麦芽をベースにして、KBCとしては初めて、ドイツの繊細なケルシュビールによく使われる酵母を選んでみることにしました。この酵母によりビールにキレと飲みやすさが生まれ、わずかにフルーティな印象も感じられます。つまりそれは、今回のねらいにぴったりだったのです。さらに、ホップの良さを一層引き出すため、繊細なアロマオイルが蒸発してしまわないように通常よりやや低めの温度でホップを使用するという新しいテクニックにも挑戦しました。
その結果、今回のビールは与謝野フレッシュホップビールの中でも、最もお気に入りの一つとも言える仕上がりとなりました。京都府北部のホップ畑を散歩しているかのような今回の仕上がりをぜひとも楽しんでください!
名前の由来:ホップ生産が5年目に入った京都府与謝野町。京都与謝野ホップ生産者組合の日々の努力の積み重ねで、ホップ経ちが毎年さらにさらに品質が工場し、飛躍的に成長を遂げている。同時期に立ち上がった京都醸造も同じ姿勢でビール造りに取り組み、今年は摘みたてホップの新しい使用法に挑戦し、これまで与謝野町ホップを使った仕込みの中でベストだと私達は思っています。これからも両者の飛躍をご期待ください!
- スタイル:
- 摘みたてホップ・ウィート・エール
- モルト:
- Pilsner, Wheat, Flaked Wheat
- ホップ:
- ビタリング - Merkur
- 味・アロマ - Fresh Columbus (Kyoto Yosano), Fresh Cascade (Kyoto Yosano)
- 酵母:
- Lalbrew Koln Kolsch Style Ale Yeast
- ABV:
- 5.5%
- IBU:
- 22 (注:苦みの分析検査を受けていない生ホップを使用しているため推定値です)
- ガスボリューム (炭酸ガス含有量):
- 2.4