Kyoto Brewing Co.

柔 (Yawara)

私たちは新しいトレンドの教科書通りのヘイジーIPAの虜になっているというわけではありませんが、ブリュワーとしてまたビールを愛する飲み手としてもその圧倒的なホップの風味や控えめな苦み、そして、やわらかい口当たりといった要素がきれいに組み合わさっている点を好まずにはいられません。これらの要素は「毬子」や「みのり」といったビールでも表現してきましたが、この「柔」においては、それらを最大限に引き出してみました。そして今回の「柔」は、ホップの種類と使い方を少し変えてみました。前回の仕込みではオーストラリアの品種であるVic Secretに焦点を当てましたが、これをEkuanot Cryoに置き換え、El DoradoSabroのジューシーで甘いフルーツのような特徴を際立たせてみました。さらに、ホップのアロマオイルをできるだけ多く抽出できるよう、ワールプールの工程において通常より低い温度でホップを使用するというお気に入りのテクニックも駆使してみました。

結果として、アルコール感が背後からそっと優しく漂いながらも甘みとしっかりとした口当たりがある仕上がりとなりました。苦みが少ないため、柔らかくまろやかなモルトの特徴の裏に、繰り返し押し寄せるホップの味わいと香りを楽しんでいただけることでしょう。今回の「柔」の再リリースをお楽しみに!

名前の由来: 今回のダブルIPAを口に含む。小麦を多く使ったモルトが織りなす優しい甘みに、4種の個性的なホップがそれに逆らわずにこの上ないフルーツ感を演出している。
おぉ、この調和はこの上なく陽気で、一言で表現すれば「柔」だ。
やんわりと優しいこの液体の楽園に包み込まれている間に、8.5%というハイアルコールであることをすっかり忘れ、さらなるまどろみへといざなう。気づけば飲む人のココロをしっかり袈裟固め。

スタイル:
アメリカン・ダブルIPA
モルト:
Pilsner, Wheat, Vienna
ホップ:
ビタリング - Merkur
味・アロマ - Cascade, Sabro, El Dorado, Ekuanot Cryo
酵母:
American Ale
ABV:
8.5%
IBU:
43
ガスボリューム (炭酸ガス含有量):
2.4