Kyoto Brewing Co. - Wholesale
なみなみと (Naminamito)
樽生商品の数が限られているため、ご購入は1店舗1点までとさせていただきます。
容器内二次発酵を施しており、樽生商品につきましては、ガス圧が高く、泡を発生させやすくなっています。
提供の際は、細めのビールラインを使用されることを推奨します。(推奨:内径5㎜、長さは5m以上のもの→参考商品)
10周年を記念して造ったNZトロピカルホップたっぷりの二次発酵ホッピーピルスナー
ともに東本願寺前のお東さん広場で開催されるイベント「なみなみと」でお披露目されるのですが、歴史のようにしっかりした濃厚なビールだけでなく、5月中旬の暑い日にぴったりの、ごくごくと飲みやすいビールも必要だとの思いからこの2本立てになりました。このイベントは、様々なブルワリーも参加する大きなパーティーのような場になることから、数年前に造った「後ろめたい秘密」というビールをコンセプトを再現したビールにすることにしました。
それはどういうことかというと、ビアフェスの終わりにくたくたになったブルワーたちが打ち上げで口々に注文するのがビールではなく「レモンサワー」であるという、後ろめたい事実を取り上げ、軽めのモルトとライスフレークを使い、サワーのような爽快感を意識して造られたものでした。
今回は、もちろんまったく同じものを単に再現するのではなく、同じコンセプトで、これまでに蓄積してきた知識と経験を活かして、さらにアップデートさせたものを造ろうと考えました。
ベースはとことん軽やかに。NorthStarピルスナーモルトとライスフレークを使用し、クリーンでドライ、何杯でも飲めるような味わいに設計。ホップは、今をときめくニュージーランド産ホップのブレンドとモザイクホップを組み合わせました。煮沸時にはKohia NelsonとMotuekaを使用し、パッションフルーツやライムのような柑橘のキャラクターを加え、熟成中には、特に香り高いとされる早摘みのMotuekaと、より鮮やかなトロピカル香を持つEggersのスペシャルRiwakaをたっぷりと使用。これにより、爽やかで最高に飲みやすい仕上がりに持って行きました。
これで終わりではなく、発酵終了間際にMotuekaとKohia Nelsonを追加で投入し、普段ベルジャンスタイルのビールに用いる容器内の二次発酵製法を採用しました。ラガーにこの手法を用いるのは珍しく、自然に生み出された心地よい炭酸とこのビールの肝であるホップの香りをしっかりとビール内に閉じ込めることができました。
二次発酵を施したパリっとドライなホッピーラガーなんて、真夏に延々と飲み続けたくなりませんか?私は、なります!周年イベントが終わる頃にはもうすべてのビールが無くなってしまっているかもしれません、私たち自身があまりの美味しさに飲み尽くしてしまって。