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真行草の草 (Shingyoso-SOU)

近代的な技を駆使し、モザイクの香り成分を最大限に解放した小麦のIPA

【味わいの特徴】
現代的なチオール解放術とハイブリッド酵母、さらに香り高いニュージーランド産ホップを使用したこのヘイジーなIPAは、トロピカルでジューシー、そして豊かなフレーバーとアロマに満ち満ちています。
【名前の由来】
アメリカで2012年頃に登場するや、大変な人気を博し、瞬く間にIPAの代表的なホップになった「モザイク」。これを日本の諸芸当にて古来から様式、格式の違いを表す「真・行・草」に当てはめ、3種の異なるモザイクIPAを造りました。崩しの美を表す「草」では、複雑で力強くもありながら、技と加減の妙でまとめ上げていく小麦のダブルIPA。
【醸造家の声】
モザイクシリーズの最終章「真行草の草」は、一層レベルを上げた特別なものになりました。
ホワイトIPAなので、ベースは50%の小麦と50%のゴールデンプロミスで構成し、チオール抽出とバイオトランスフォーメーションに適した設計になっています。モザイクホップはもともとチオールが多く含まれていますが、そこに、Motuekaとサザンクロスを組み合わせました。Motuekaは先の「いろとりどり」シリーズでも取り上げましたが、結合チオール(閉じ込められている香り成分)が豊富で、ホップをマッシュ(麦汁)に加え、そこにある酵素を使ってロックを解除、香り成分を解放することができるのです。サザンクロスは別名「チオールブースター」として知られており、アロマ化合物を強化するために働きます。工程の後半でモザイクを加えて、全体の香りをぐんと引き立ててる作戦です。

このビールには、新たに「ポモナ」という酵母を使用しました。強いトロピカルアロマをもたらしながら、ホップのチオールを効果的に活用するように設計されたハイブリッド酵母です。ホップ由来のチオール化合物は、ホップオイルとは異なる強いアロマ特性を持っていますが、このポモナの香りとぶつかり合わないようにうまく調整することで、香りの相乗効果をぞんぶんに楽しめるビールへと発展します。

こうした近代的な技術を駆使して、モザイクホップの多様性を引き出し、その使い方次第でいかに異なる結果が得られるかを表現したいというところから始まったシリーズ「真行草」。その最後は、トロピカルでアロマティック、ミディアムボディでキレがあって飲みやすい最上級のホワイトIPAで華々しく幕を閉じます!
スタイル
Mosaic DDH Imperial White IPA
シリーズ
KBC2.0
ABV
8.0%
IBU
35
ガスボリューム
2.65
モルト
Golden Promise, Wheat Malt, Carapils
ホップ
Mosaic, Southern Cross, Motueka
酵母
Pomona Yeast
副原料
ブドウ果皮、小麦フレーク
品目
ビール
JAN
4589718741987
賞味期限
2025/01/14