Kyoto Brewing Co.

紫の人喰い (Purple People Eater)

一店舗に樽を1本まで

Heretic Brewing のJamil Zainasheffさんと仕込んだコラボビールはこれ以上ない程素晴らしい経験となりました。私達にとって英雄的存在の一人である彼と共に仕込めたというだけでなく、レシピの立案から仕込み、さらには仕上げに至るビール作りの一連のプロセスどれをとっても完璧なコラボと言うに相応しいものだったと思います。新しいことに挑戦したいという願いから今回のコラボの話は始まり、そこから仕込みにおいて実現可能なアイデアへとコラボの方向性を絞り込んでいきました。最終的に、Jamilさんの幅広く豊富な経験の中で私たちがまだやったことのない技術を使いKBC初のケトルサワーを作ることにしました。日本独特の味わいをもつビールにしたいという発想から、日本では夏に人気がある紫蘇ジュースからインスピレーションを受けました。 このジュースは赤紫蘇の葉に酢と砂糖を加えて作られており、日本の蒸し暑い夏にぴったりな爽快な味です。この味わいをビールで表現することをコラボのテーマにし、ケトルサワーがもたらす爽やかな酸味に梅果汁を加え、赤紫蘇の葉でビールに美しい紫色の彩りを与えました。今回のビールの仕上りに心から満足しており、皆さまにお届けできる日を心待ちにいたしております。

Naming: 欧米諸国で育った人の中には、幼少期に The Purple People Eaterという1950年代の代表的な歌を耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。私達とJamilさんは世代こそ多少異なるものの、コラボの仕込み後に彼と酒を飲み交わした夜、その懐かしい歌の話題になり大いに盛り上がりました。大量に飲んだビールのせいかもしれませんが、その後も話題は様々な方向へ脱線し、ネット検索しては腹を抱えて大笑いすることもありました。そして、仕上がった今回のビールの華麗な色合いを目にした時、その作品を言い表すに相応しい名前は唯一これだと気づいたのです!

スタイル: サワー・セゾン

モルト:
Pilsner

ホップ:
ビタリング - Millennium
味・アロマ - None

その他:
梅果汁、赤紫蘇

酵母: Belle Saison

ABV: 6.0%

IBU: 11

ガスボリューム (炭酸ガス含有量): 2.5